安いドッグフードの価格はどれくらい?

格安のドッグフードを何種類か挙げて、価格と原材料をみてみましょう。
そうすれば、なぜこんなにも安く作れるのかが分かってきます。

ドッグフードA

100gあたりの価格:23円 CMが放送されているなど有名なドッグフードで、年齢別やドライフード、ウェットフードなどのラインナップも豊富です。

内容:「穀類」が主原料で、「肉類」が後に続きます。
コストの安い穀類が一番多いので、このフードは消化吸収の面で心配です。
また、「肉類」では何の肉を使っているか不明です。
さらに5種類の着色料と、BHA、BHTなどの保存料が添加されています。
野菜類がそのまま使われているのは良い点です。

ドッグフードB

100gあたりの価格:68円 こちらもCMが放送されており知名度が高い商品です。
同じ商品名でキャットフードも展開しています。

内容:「家禽類」に続いて「とうもろこし粉」「ビートパルプ」「動物性油脂」が並びます。
「家禽類」は詳細不明の肉である可能性が高く、さらに栄養価の低い穀物の絞りかす、安全性に疑問が残る油脂が使用されています。
酵母やフィッシュオイルなど、身体に良い成分も入っています。

ドッグフードC

100gあたりの価格:87円 商品名やパッケージデザインから高級志向なイメージが伺えます。
実際に、他の格安フードと比べると多少価格も上がっています。
色とりどりの粒や形の違う粒が入っていて、手間がかかっているように思えます。

内容:数種類の穀類、数種類の○○ミール、7種類にも及ぶ着色料と、今回比較した他のフードにはない「発色剤」という添加物が使用されていました。
ビール酵母や野菜パウダーが使われている点は評価できます。

どこのペットショップやフードセンターでも手に入るような有名なドッグフードに、実際にこれだけの危険な成分が入っているとは驚きです。
何種類か身体に良い成分も入っていましたが、とくに着色料は犬の身体には必要のないものどころか、健康に害を及ぼす可能性すらあります。
手に入れやすい価格も大切ですが、今一度原材料を確認するところからドッグフード選びを見直しましょう。
また、こちらのドッグフードの相場についても参考にご覧ください。