ドイツ産のドッグフード

ペットフード先進国の多いヨーロッパの中でも、特にペットに対する意識の高いドイツ。
保健所を作らないため殺処分もなく、飼育や生体販売に関する規律が大変厳しい国です。
そんなlドイツ産のドッグフードは愛犬の健康に良い、と日本の飼い主からも注目を集めています。
今回は、ドイツで有名なある3社の製品の原材料と企業理念について、全てに共通する項目を挙げてみます。

1.ドイツ産ドッグフードの原材料

主原料が肉

どの製品も主原料はチキンです。
犬の胃腸が肉の消化に適していることと、動物性たんぱく質の必要性を理解しています。

トウモロコシを使用している

国産フードにもよく使われるトウモロコシは、ドイツでは意味も使われ方も違います。
国産で使われているコーングルテンは、栄養素が乏しく、消化しづらい「穀物」として使われていますが、ドイツ産フードの「トウモロコシ」は栄養価の高い「生の野菜」として使われていると思われます。

数種類のハーブが配合されている

カモミール、ローズマリーなど聞き慣れたものはもちろん、たんぽぽ、マリアアザミ、キャラウェイ、リコリスなどの国産ドッグフードに含まれることは珍しいハーブ類が配合されている製品もあります。

野菜

アルファルファ、アーティチョーク、セロリ、根パセリなどの栄養価の大変高い野菜が使われているものが多いです。

着色料、人工保存料が使われていない

着色料や保存料と思われる表記はどの製品にも見当たりません。

2.企業理念と製造方法

企業によっては、製造方法へのこだわりやコンセプトも見られました。

新鮮な肉や野菜のみを使用

冷凍したものは使用されていません。
また、製造方法は熱を使わないコールドプレス調理です。
多くの素材は高温で熱すると、ビタミンなどの栄養素が壊れてしまうためです。

グルテンフリー

アレルギーを起こしやすいグルテンを使用しないため、アレルギー体質の愛犬にも対応します。

ヒューマングレード

人間が口にするような新鮮な素材と、添加物無添加が売りです。

動物実験や動物を利用したテストを行わない

動物を思い、動物が不利益を被る実験等に反対しているようです。

ドイツにはこのように、徹底した品質管理のドッグフードメーカーが多いようです。
ドイツにあるすべての企業にあてはまるとはいえないかも知れませんが、国産のドッグフードとの差を見せつけられた気がします。