ドッグフードはいつあげる?
それにはライフステージと給餌回数が深く関わってきますが、基本的には以下のようなことがポイントになります。
(1)表示量を守る
(2)毎日与える時間と回数を決める
(3)子犬期、高齢期、食が細い場合は量と回数を調整する
(1)については、購入したドッグフードの裏面に目安の給餌量が表示してあります。
これはフードの栄養素を計算して、体重あたりの必要量を算出しているものです。
いつでも食べられるようにと、たくさんのフードを置きっぱなしにするのはおすすめできません。
与えすぎても少なすぎてもよくありませんので、1日の給餌量を確認し、回数で割った量を与えましょう。
ドッグフードをいつ与えるべきかのヒントは、(2)に書かれています。
毎日好き勝手な時間に与えるのではなく、朝○時と夜○時、という風に毎日決まった時間を食事の時間にします。
犬は時計を読めるわけではありませんが、それでも一度食事の時間を覚えれば、体内時計で大体いつ食事がもらえるのかわかるようになります。
人間と同じように昼に活動する動物なので、健康な成犬であれば朝と夜に1回ずつ2回の食事が基本です。
遊び食いをするなど、体調不良でもないのになかなか食事をしたがらない子の場合は、30分経っても食べなければ一旦下げてしまい、次の食事まで与えないようにします。
そうすることで、食事の時間にはちゃんと食べなければいけないんだということを覚えさせます。
もし2回の食事の間が長く開いてしまって空腹が辛いときは、食事量を増やすのではなく、おやつを少量与えてあげると良いでしょう。
ただし、与えすぎは禁物です。
子犬期、高齢期の場合は特に柔軟な対応が必要で、(3)で書いたような調整が必要になります。
成犬でも食が細い子や、病気で食欲がない場合も同様です。
(1)で触れた給餌量を確認したら、回数を必要に応じて3~5回に分け、少しずつ与えます。
ぬるま湯でふやかしたり、ウェットフードと混ぜて与えるなど食べやすくする工夫も必要です。
一度にたくさん食べられない時期は、少しずつ食べたほうが血糖値が上がりにくく、消化器官に負担をかけないのです。
これは下痢や嘔吐など、消化不良を起こしやすい子にも適した与え方です。
運動、睡眠はもちろんのこと、食事にも気を配り毎日規則正しい生活を心がけましょう。