ドッグフードを食べないときの対処法

毎日同じフードを与えているのに、何の前触れもなくご飯を食べなくなってしまうことがあります。
そのような時はどうしたらよいのでしょうか?

まずは愛犬の様子をよく観察し、体調に問題がないかチェックします。
体調不良でないのであれば、単に好き嫌いをしているだけかもしれません。
しかし、ドッグフードを食べないからといって、安易に人間の食事を与えるのはよくありません。
与えてはいけない食品を誤って与えてしまったり、塩分や糖分を過剰に摂取することになり、栄養バランスが崩れる可能性があるからです。
それに一度人間の食事の美味しさを覚えると、逆にドッグフードに見向きもしなくなってしまいます。
一日の給餌回数と給餌時間をしっかりと決め、毎日規則正しく与えるようにすれば、犬もご飯の時間を覚えます。
また、食べ飽きしないよう以下のようなことにも工夫してみましょう。

1.フードにトッピングをする

トッピングをすることは、いつものフードの風味を変えてくれ、嗜好性を上げる最も手軽な方法です。
鶏ささみを茹でたものを細かくさいてあげれば、栄養もプラスされ一石二鳥ですね。
市販のものでは、肉や魚を主原料にしたふりかけや煮干し、チーズなど様々な種類があります。
それらは人間用のものではなく、必ず塩分がカットされたペット用のものを使用しましょう。

2.ほかのフードとブレンドする

ほかのメーカー、ほかの種類のフードといつものフードをブレンドすれば、風味や食感に変化が付いてまた食べるようになってくれることがあります。
中でもおすすめなのは、ドライフードとウェットフードの組み合わせです。
肉や魚などの素材感がそのまま楽しめ、匂いもよいウェットフードと混ぜてあげれば、一気に食いつきがよくなるはずです。

3.食べなかったフードは下げる

食べなかったものをいつまでも置いておくと、今食べなくてもまた後でいつでも食べられると思わせてしまいます。
フードに興味を示さないときは下げてしまい、次の給餌時間までおやつなどを含め何も与えないようにしましょう。
食事の時間と遊ぶ時間のメリハリをつけさせられます。

4.しっかりほめる

上のような工夫で少しでも食べるようになったら、しつけが成功した時のようにしっかりとほめてあげましょう。
「食事をすれば飼い主が喜ぶ」ということを覚えさせます。

健康を維持する上で、食事は大切なものです。
犬と飼い主の間で、食事に対する意識をもう一度見直してみましょう。