缶詰ドッグフードのメリット

缶詰のウェットドッグフードについて、いくつかのメリットを挙げてみます。

1.水分補給に最適

水を飲むのが苦手な子や、普段ドライフードを食べていて水分摂取が足りないと思われる子の水分補給に最適です。
水分が多く含まれているので、無理なく水分補給ができます。

2.長期保存が可能

未開封状態のドライフードの賞味期限が1年~1年半であるのに対し、缶詰フードの賞味期限は2~3年ほどのものが多いようです。
ただし、ドライフードと違って開封後の保存には適しません。
水分が多く腐りやすいため、開封後は冷蔵庫などに入れ、当日中に食べきることをおすすめします。

3.保存料が少ない

缶詰のフードは、内容物を缶に詰めて密閉した後、加熱・殺菌するという工程を踏むため、保存料や酸化防止剤などの添加物を添加する必要がありません。

4.やわらかい

ドライフードなどの固いフードと違って、やわらかいので成長途中の子犬や、顎や歯の弱くなった子でも苦労せず食べられます。
また、そのやわらかさから胃や腸に優しく消化にも良いため、消化不良を起こしやすい子にもおすすめです。
参考:ドッグフードのふやかし方

5.嗜好性が高い

肉や魚の形が残っているため、そのままの食感が楽しめ、風味もよく嗜好性が高いフードです。
ドライフードに飽きを感じている子に与えると、食いつきが良くなるでしょう。

6.栄養価が高い

肉や魚が主原料で、穀物など炭水化物が少ないものがほとんどです。
犬に一番必要な動物性たんぱく質が多くとれ、野菜が使われているものもあり、栄養価が高いといえます。
肥満が心配な場合は、低カロリーなものも販売されています。

注意点

このようにメリットは多いですが、注意すべき点もあります。
栄養の偏りを防ぐため基本的な食事はあくまでドライフードなどの総合栄養食を心がけ、缶詰フードは与える頻度を決めて、与え過ぎに注意しなければなりません。
特に成犬に対しては、固く歯ごたえのあるフードは顎や歯の健康維持と歯石をつきにくくしてくれる効果があります。